こんにちは。映画大好き本山です。
本日紹介する映画は
「52ヘルツのクジラたち」
あらすじ
「もう全部、終わりにしたい。」
そう思った三島貴瑚(みしま・きこ/杉咲花)は、過去を捨てるようにして海辺の町へ引っ越してくる。誰にも干渉されず、静かに過ごすはずだったのに――そんな中、出会ったのが家族に虐げられ、心を閉ざした少年・椎名くん(志水心音)。誰にも届かない“声”を持ったふたりは、やがてゆっくりと心を通わせ始める。
誰にも届かない声を持つ者同士――まるで「52ヘルツのクジラ」のように孤独なふたりが出会い、少しずつ心を通わせていく物語。
これは小説が有名で私は小説を読んだ後、映画を見ました。
「52ヘルツのクジラ」って、実在する”他のクジラに声が届かない”周波数で鳴くクジラのことでこの設定をモチーフに、誰にも理解されず、孤独に耐えてきた人たちの想いが描かれており、これは観てよかった…見終わった後、波の音に揺れてるような、不思議な余韻が残る映画でした。
まず、杉咲花さんの演技がすごい。台詞が少ない場面でも、表情や沈黙で全部伝えてくる感じ。貴瑚の「痛み」も「怒り」も「やさしさ」も、じわじわ胸にきました。
映像もすごく綺麗で、海や空の色がストーリーとリンクしてて、登場人物たちの心情を丁寧に表現していると思いました。
小さな声を聞き逃さないって、とても難しいけどすごく大切な事なんだなと。
そんなことを、この作品は教えてくれました。
興味のある方はぜひご覧ください。
映画大好き本山でした。