皆さま、こんにちは。
朝起きて窓を開けると外は真っ暗。
気温はまだまだ夏らしいのに
季節は確実に進んでいるなぁと感じます。
書店で気になり購入して読んでみました。
タイトルにある『シン読解力』とは、
これまでの読解力と区別して、
著者が名付けた言葉です。
著者が言うには
国語や数学など、私たちが学生時代に学んだ科目を
理解する為には、普段私たちが使っている言葉
(著者は生活言語という)
で理解しようとしても難しく、
各科目を理解する為には、
理解する為に必要な言葉(著者は学習言語という)の
理解がまずは必要であると言います。
この学習言語の理解を著者は
『シン読解力』と名付けています。
このことを知らないから、各科目を学んでも
理解できずに得意、不得意ができてしまうと言います。
著者は言います。
『国語や数学が不得意だったのは、私たちのせいではない。
私たちに才能がないからでも、頭が悪いせいでもない。
単にそれぞれの教科の教科書を読めるようになる為の
手段とトレーニング法が確立されていないだけ。』
これは子供だけではなく大人にもあてはまる。
新聞や雑誌等で得た情報を正しく理解できていない大人が多く、
今のまま放置していれば日本の生産性が低くなると言います。
文章を正しく読み取ることができているのか、
本に載っている様々な問題を解きながら
とても面白く読めた本でした。
興味が湧きましたらぜひ読んでみてください。
今日の担当は立山でした。